【仏心】今月の言葉

【仏心】今月の言葉 · 01日 6月 2020
雲が山全体を覆って何があるのかわからなかったが、 雲が消散するや山がくっきりと露あらわになった。 自然の清々しい光景をいい留めた言葉ですが、 山嶺を仏性に、雲を煩悩になぞらえて悟りの境地をあらわした句で、煩悩を吹き払うと本来具有の仏性が燦然さんぜんと輝き、 はっきりとその相を現わすという意味です。
【仏心】今月の言葉 · 01日 5月 2020
禅語でよく使われる「死中に活を得る」は『碧巌録』に、しばしば出てきます。 この語は「絶対絶命の場で活路を開く」という意味です。 「死中に活を得たり」---―――従来の常識理解をことごとく脱却することを「死」といい、 この境地より復活して、 再び働き出すことを「活」といいます。 禅ではよく「大死大活」、「大死一番、大活現前」「大死一番、絶後再蘇」といいます。

【仏心】今月の言葉 · 01日 4月 2020
この語は、禅宗開祖の菩提達磨大師が、中国・梁の武帝との問答の劈頭に吐いた一語です。 深く仏法に帰依していた武帝は、梁の都金陵(南京)に  達磨を招請して、 「私は、即位以来、寺を建て 仏像を造り、経を写し、多くの僧侶を育てている。    そこには、どんな功徳があるか」と問うた。
【仏心】今月の言葉 · 01日 3月 2020
この詩は、『碧巌録』の「第七則 法眼、慧超 仏を問う」に出てくる句です。 「江国」⋯――中国の揚子江に臨んだ江南一帯は春三月のころともなると、 山や野には うららかな春風がみち満ちて来ます。

【仏心】今月の言葉 · 01日 2月 2020
一面の白雪の中に、 これまた真っ白な花を、相映じ相和して、 馥郁と匂わせている梅花の風情で、 そこに天真の妙趣があります。 厳しい寒気をしのぎ雪や霜にもめげず、 百花にさきがけて咲く梅の花は、 品性気高き高士の風格に接するようで、 まことに潔いものを感じます。
【仏心】今月の言葉 · 01日 1月 2020
<彩鳳丹霄に舞う> 「彩鳳」とは、五色の羽毛を持つ一双の鳳凰のことです。

【仏心】今月の言葉 · 01日 12月 2019
風が吹くと浮き雲は、風の吹くままに動いてしまいますが、 天上の月は、どんなに風が吹いても微動だもしません。
【仏心】今月の言葉 · 01日 11月 2019
霜を経て、楓の林全体が鮮やかに紅葉するように、 人もまた、苦しい時を経て大成するという意味を含んでいます

【仏心】今月の言葉 · 01日 10月 2019
この句は、『寒山詩』に、絶句の起承の二句です。また起句の「吾心似秋月」は、秋の茶席によくかけられます。
【仏心】今月の言葉 · 01日 9月 2019
禅宗の六祖慧能禅師(六三八~七一三)の法を嗣いだ 永嘉玄覚禅師(六六五~七一三)の著『証道歌』の中にある句。 月が皓々こうこうと江上を照らし、その月影が川面かわもに映っている。 さわやかな風が吹き来り、松の梢が颯々と妙なる楽を奏している。 この清涼きわまりない永夜の風光は、 いったい何のためにだれがだれのために演出してくれたのであろうか――― これがこの二句の一通りの意味であります。

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