彩鳳丹霄に舞う
「彩鳳」とは、五色の羽毛を持つ一双の鳳凰のことです。
雄を鳳、雌を凰といいます。
鳳凰は、聖王が世に出ると、これに応じて現れる瑞鳥で、
梧桐に棲み、竹の実を食べて、醴泉を飲み、
羽毛は五色で、声は五音にあたり、
鳥類の首長で、飛べば群鳥がこれに従うといわれ、
その雄を鳳、雌を凰という―――と辞書にあります。
「丹霄」とは、朝焼け・夕焼けの赤い空のことですが、
ここでは広く天空を意味します。
したがって、この句は、
五色もあざやかな鳳凰一双が、
天下泰平・万民豊楽の聖代を祝って出現し、
雲一つない天空に悠々と舞い遊んでいる
という意味であります。
めでたいということで、新年の茶会によく使われます。
自然宗佛國寺:開山 黙雷和尚が、
行脚(徒歩)55年・下座行(路上坐禅)50年から得たものを お伝えしています。
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ありがたく感謝合掌しております。 住持職:釈 妙円
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